안녕하세요!
韓国・大邱在住6年目のみまです。
今回は、大邱地下鉄1号線・中央路駅の構内にある「大邱地下鉄火災惨事記憶空間」についてご紹介します。

ここは、約20年前に起きた「大邱地下鉄放火事件」の記憶と、その教訓を後世に伝えるために造られた場所になっています。
大邱地下鉄放火事件とは

2003年2月18日 午前9時53分頃、大邱地下鉄1号線「中央路駅」構内で大規模な放火事件が発生しました。
車内でガソリンが撒かれて放火されると、火は瞬く間に車内に燃え広がり、さらに対向ホームに入線してきた列車にも延焼したことで被害がさらに拡大。死者192名、負傷者151名にのぼる、韓国の鉄道史上に残る大惨事となりました。
被害がここまで拡大した背景には、シートや天井などに燃えやすい素材が使われており、大量の毒ガスや黒煙が急速に充満したことがあります。
また、停電による暗闇のなか、非常用ドアの開け方が周知されていなかったため逃げ遅れが発生したほか、総合指令室や乗務員の初期対応・連絡ミスも重なったとされています。
この事件をきっかけに、韓国全土の地下鉄車両の内装材はアルミなどの不燃・難燃素材へと一斉に取り替えられました。
さらに韓国国内にとどまらず、日本を含む世界各国の鉄道でも防火基準の見直しや非常口周知の強化が進む大きな契機となりました。
2.18 大邱地下鉄火災惨事記憶空間の様子

痛ましい事件の記憶と教訓を後世に伝えるため、事件現場でもある中央路駅の構内に造られたのが
「2.18 大邱地下鉄火災惨事記憶空間」
ショッピング・観光で訪れる機会も多い中央路駅ですが、今回この記憶空間を実際に訪ねてみました。

□基本情報□
2.18 대구지하철 화재참사 기억공간
📍대구 중구 중앙대로 424 中央路駅4番出口
🎫無料
🌟ネイバーマップはこちらから
地下鉄中央路駅の構内、3・4番出口側の改札付近に記憶空間はあります。

オレンジの壁や床にある“2.18 대구지하철 화재 참사 기억공간”が目印です。
記憶空間に入ると、まず目に飛び込んできたのは、火災で黒く燃えた遺品でした。
血圧計・身長計

火災前の現場にあった血圧計・身長計

火災後の血圧計・身長計
ATM

火災前に設置さえていたATM

火災後の熱で激しく損傷したATM
コインロッカー

火災の熱で原型を留めないほど溶けたコインロッカーの鍵部分
記憶空間の中心には、火災発生当時の状況が時系列でまとめられたパネルがありました。

火災発生から通報までの間に駅構内で何が起きていたのか、そして通報後に消防・救急が到着してから鎮火に至るまでの様子が、時系列で知ることができました。
当時の売店がそのまま展示されており、中には当時の商品や備品も当時のまま。

事故当日の日付の新聞を発見。事故当時のまま止まったままです。
展示のさらに奥には、黒く焦げた壁一面に犠牲者を悼む追悼のメッセージが書き残されており、当時の悲しみと記憶がそのまま保存されていました。



寄せられたメッセージを一字一字たどっていくうちに、当時の悲痛な情景が思い浮かび、胸が締め付けられる思いがしました。
訪問して

事故の記録が静かに凝縮されたこの空間で、展示されている遺品や資料を目の前にすると、事故当時の凄まじい熱気や恐ろしさがひしひしと伝わってきました。
大邱に暮らし、普段から何気なく利用している地下鉄一号線。
この場所でかつてこのような惨事があったという事実を、大邱在住者としてしっかりと胸に刻んでおく必要があると改めて感じます。
当たり前のように享受している日常の安全は決して不変のものではなく、過去の尊い犠牲や教訓を糧に、社会が改善を積み重ねてきたからこそ成り立っているもの。そのことを忘れず、感謝と防災の意識を持って日々をすごしていきたいと思いました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は約20年前に起きた「大邱地下鉄放火事件」の記憶と、その教訓を後世に伝えるために造られた場所、“2.18大邱地下鉄火災惨事記憶空間”についてご紹介しました。
大邱に訪れた際には、ショッピングや観光だけでなく、ぜひ一度足を運んでみてください。華やかな街の歴史と記憶に触れることで、大邱という街がより深く心に刻まれるはずです。
過去の出来事を風化させず、今の平和な毎日に感謝しながら、これからもこの街で大切に日々を過ごしていきたいと思います。
そして、大邱の情報も発信していけるよう頑張ります!(‘◇’)ゞ

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